Infestor

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ZergIcon.pngInfestor
Infestor.png
ユニット分類地上ユニット
ユニット属性Armored-Biological-Psionic
生産建物Larva
必要な建物Infestation Pit
コストMinerals.gif100Vespene-terran.gif150Buildtime terran.gif36Supply-zerg.gif2
対地上攻撃

なし

対空攻撃

なし

射程
耐久力Icon Hitpoints.png90Icon Armor.png0(+1)
ホットキーF
移動速度3.15(+0.94 on Creep)

ユニット紹介

ザーグの魔法使いとも言うべきユニット。自身に攻撃能力はなく、代わりに3つのスキルを使って戦闘の支援を行う。
初期状態でバロウ中にも移動可能で、Neural ParasiteとMicrobial Shroudの2つのスキルはバロウ中にも使用可能。

Neural Parasiteは敵ユニットのコントロールを得る闇落ちスキル。敵のコアユニットを乗っ取って戦況を逆転できる。
Microbial Shroudは指定範囲内にいる味方ユニットが敵空中ユニットから受けるダメージを半減させることができる。
バロウ中には使用できないが、高い面制圧性能を持つFungal Growthも非常に強力なスキルだ。

このユニットをうまく使えるかどうかで、ザーグレイトゲームの強さはかなり違うと言っても過言ではないかもしれない。

機動力は意外と高めだが、少々身体が大きく標的になりやすく耐久力も低いので、
必ず戦線を支えるユニットを前面に展開し、後方からそのスキルを使って部隊を支援するように配置しよう。
またInfestorにアタックムーブ指示は絶対してはならない。敵の目の前にノコノコ出て行って、何もせずただ死んでしまう。
F2キーを良く使うプレーヤーは要注意である。グルーピングを活用しよう。

ちなみに、生産解禁に必要なInfestation Pitは、同時にHive変異への前提となる建物でもあるため、
Viperにも言えることだが)特殊ユニットでありながらもテックルートを阻害しない。

ユニットサイズがキャスターユニットにしては大きく、引っかかったりしてスナイプされることも多かったが、
パッチによりユニットサイズ半径が0.75→0.625に減少し、少し使いやすくなった。

パッチにより初期エナジーが75に増加したため、生まれてすぐにFungal Growthを撃てるようになった。

アビリティ

Fungal Growth
Fungal Growth.png
EnergyIcon.gif 75
射程: 10
時間: 1s
Radius: 2.25
ホットキー: F
指定した範囲のユニットに75%のスローを与え、3秒間で25のダメージを与える。また、クローク状態を無効化し、敵の移動スキルも使用不可にする。

敵の対象範囲に菌を撒き散らし、ダメージを与えると共に動きを一定時間阻害する。
パッチにより初期エナジーが増加したため、生まれてすぐに撃てるのも嬉しい。
特に接触しないと攻撃出来ないZealotBanelingなどには非常に有効で、
味方が一方的にダメージを与えられるようになるため、ザーグ使いなら是非使い方をマスターしたい。
また、このアビリティで足が速いユニットの逃亡を防いだりも出来る。


HPが少ない敵ユニットには致命傷に近いダメージを与えられるので、多数のローテックユニットとの交戦で最大の効果が得られる。
密集している敵にかけると、その毒で合計HPをかなり減らすことが出来る上に足止め効果もあるため効果は非常に高いが、
敵を倒すまでの能力は無いので、HPが半減した敵を他のユニットで倒すようにしよう。
一度に複数回かけても効果は一回分にしかならないが、効果が終わる頃にもう一度かけることで更新する事ができる。
ちなみにLarvaは一撃で全滅させることが可能である。

また、クローキング(orバロウ)状態の敵ユニットのクローキングを解除する効果もあるため、
クローキングユニットによるハラスへの対応や、多数のクローキングユニットを本隊に組み込む相手に対しても有効なカウンター手段になり得る。
更に、難易度は高いがバロウや空輸等で敵資源地に潜入し、Fungal Growth二発でワーカーを一気に溶かすという大胆なハラスにも使えたりする。

最大の弱点は、指定地点に使用してから効果の発生までに意外と長めのラグがある事だ。
足の速いユニット群に上手くヒットさせるには、足が止まった所を見逃さない瞬発力や移動先に撃つような読みが要求される。

また、このスキルを受けるとBlink.pngBlinkやTactical Jump.pngTactical Jumpを行ったり、輸送ユニットや建物の中に入ったりできない。


Neural Parasite
Neural Parasite.png
EnergyIcon.gif 100
射程: 8(14)
時間: 11
ホットキー: E
11秒間、指定したユニットのコントロールを得る。スキルの発動中にInfesterが倒されるか範囲14より指定ユニットが外に出た場合、スキルの効果は解除される。また、Heroicユニットはターゲット出来ない。

ロマン溢れる乗っ取りスキル。決戦時に敵の高級ユニットを乗っ取りパワーバランスを一気に崩すことができる。
バロウ状態でも使用可能。事前に解禁のための研究も必要で、消費ENも多い、射程は長いとは言えず、発生速度もまずまず。
コントロール中は移動不能の完全な無防備状態という様々なハードルの高さから上手く決めるのは至難の業。
とはいえ上手く決まった時の効果は絶大で、決戦を制する決め手になり得るポテンシャルを秘めている。
また、テランやプロトスのワーカーを乗っ取れば、違う種族のユニットを生産してしまうことも不可能ではない。
例 https://www.youtube.com/watch?v=Age4eNRUMrk
バロウ中でも使用可能。バロウから一気に敵の重要ユニットを奪い混乱させよう。
パッチにより、Heroicユニットに使用できなくなった。今の所対象はMothershipのみ。

Microbial Shroud
Microbial Shroud.png
EnergyIcon.gif 75
射程: 9
時間: 11
ホットキー: C
半径3.5の範囲を11秒間粒子で覆い、範囲内の地上ユニットが空中ユニットから受けるダメージを50%減少させる。一度粒子の中に入ったユニットは、粒子外に出ても3.5秒間効果が持続する。

範囲内の味方の敵空軍から受けるダメージを半減させることができるサポートスキル。
粒子の中にいれば効果が受けられるのはもちろん、粒子の外に出ても3.5秒だけ効果が持続するように変更され、かなり使いやすくなった。
Psionic Storm.pngPsionic Stormなどを打たれて逃げ出しても効果は持続するし、粒子が続いていればもう一度入ることもできる。
細かい仕様を言うと、建物やColossusを守ることはできず、Oracleの攻撃のようなスキルダメージも軽減不可、Colossusの攻撃も軽減不可。
見た目が前作Brood WarでDefilerが使っていたDark Swarmにそっくり。

Burrow Move
Burrow Move.png
このユニットはBurrowしながら移動することが出来る。

バロウさえできれば、そのまま移動もできるしFungal Growth.pngFungal Growth以外のスキルも打てる。
Infestorを使うなら、バロウ研究は必須といっても過言ではないだろう。
以前はバロウ移動中も味方ユニットに引っかかっていたが、パッチによりすり抜けられるようになった。

アップグレード

Neural Parasite
Neural Parasite.png
Minerals.gif 150     Vespene-zerg.gif 150     Buildtime zerg.gif 79 Hotkey: E
研究施設: Infestation Pit
InfestorがNeural Parasiteを使えるようになる。

ゲームが膠着し、Fungal Growthを当てられるような小物ではなく、危険な大型ユニットを相手にせねばならない状況へと移りそうな場合は、Neural Parasiteを研究しておいて損はない。
上手く決められるかは腕次第だが、軍の命運を賭けるに値するだけの可能性は十分秘めている。

Burrow
Burrow.png
Minerals.gif 100     Vespene-zerg.gif 100     Buildtime zerg.gif 71 Hotkey: B
研究施設: Hatchery
ザーグの地上ユニットがBurrowを使えるようになる。

入れることでバロウ移動が可能になるが、パッチでバロウ移動時の視認性が上がりバレやすくなったので注意しよう。

使い方

Vs.TerranIcon.png Terran

  • 対バイオ構成

MarineMarauderMedivacを主体とする高機動、高火力の編成へのカウンターとしてFungal Growthは高い能力を発揮する。
ただしSiege Tankを編成に組み込み、更に細かいドロップ操作でじわじわコンテインするような相手には少し厳しい。

Vs.ProtossIcon.png Protoss

機動力に優れ、数で押してくる編成には、Fungal Growthを撃ち込んでやろう。

  • Fungal Growthでの対マスエアー

PhoenixVoid RayへのカウンターとしてHydraliskの数さえ揃えれば確かに優位にはなるが、広い戦場を自由に動ける飛行ユニットに対しては、位置取りや機動力に劣るHydraliskだけでは致命的な内政ダメージを受けやすく、また逃しやすい。
そんなマスエアーの息の根をしっかり止めるには、Infestorを組み込んでFungal Growthでのキャッチが最もお手軽だ。ただし、押し負ける事がないように、撃墜役のHydraliskのアップグレードと頭数はしっかり確保したい。

  • Neural Parasiteを用いた対ロボ、エアー

対プロトスに関しては、Neural Parasiteが単なるロマンスキルと軽視できない程の効果を有する。
ImmortalColossusVoid Ray等の強力で、なおかつStalkerのアンチとしても機能できるユニットが中盤から何体か織り交ぜるようなプロトスには相性がいいのだ。何とか捻りだした少数のCarrierTempestを乗っ取れる可能性だってある。
ただしDisruptorだけは、上手く乗っ取って、上手くスキルを使って敵軍に撃ち込むという操作難易度の高さからロマンの域を出ない、決まれば破格のリターンを得られるだろう。

Vs.ZergIcon.png Zerg

こちらもFungal Growthが非常に効果的。ただし、その高い機動力から上手く当てるのは至難の業。
MutaliskのHPは120、やれない事はないがFungal Growthだけで殺し切ろうとするのは危険だ、足を止めさせる意味も含めてHydraliskQueenの援護を付けるのが堅実と言えるだろう。

ユニット設定

InfestorはSwarmに参入した凶悪な新顔の一体だ。Borbu Matriarchから進化したInfestorは、単一の有機体というよりは移動する巣に近い特殊な生物である。
多くのZergとは異なり、Infenstorは地中に潜りながら移動することができる。凶悪な効果をもつ揮発性の液体をInfestorは標的に吹きかける。またInfested Marineを吐き出し、Swarmのために戦わせることでも知られている。
しかしInfestorの最も危険な性質はNeural Parasiteかもしれない。Infestorと共生しているこの生物は、吐き出されると敵に張り付き短時間だがその精神を乗っ取ってしまう。Queen of Bladesはこの寄生生物の潜在能力に目をつけ、宿主から離れても長時間生存できる種を生み出すことに没頭している。

寄生注入針
この柔軟な針の役目は、表皮あるいは装甲を貫き犠牲者の神経系統に寄生生物を注入することだ。
複数の口を持った不定形の寄生生物は、Infestor以外の体内では長時間生き残ることができない。しかしSwarmに乗っ取られた犠牲者が与えた損害はいつまでも残り続ける。
菌からなる表皮
菌類が凝集した頑丈な表皮は、敵の砲弾や捕食者からInfestorの身を守る。この特殊な装甲は武器としても役に立つ。Infestorはこの表皮の内側の層を粘っこい液体に変化させる。この液体は触れたものを一瞬で破壊し動けなくしてしまう。
掘削用の脚
進化と適応の結果、Bordu Matriarchは驚異的な力を身に着けた。彼らの頑丈な足は土壌を柔らかくする酸性物質を分泌するようになり、一瞬で地中に潜ることが可能になった。
保管嚢
汚染されたTerranのMarineをInfestorは吐き出し、武器として用いることが知られている。
乗っ取られたMarineは分厚い肉で覆われた空間に蓄えられ、やがてかつての同胞もしくはSwarmの脅威となる勢力に対して攻撃の矛先を向ける。
感覚触手
くねくねと動く感覚器官は、優秀ではあるがあくまで補助的な目や耳の役目を果たしている。
この触手には無数の小さな腫瘍がついており生体トランシーバーとして機能する。この器官についてさらなる調査を試みたが遅々として進ます、成果は得られていない。

出典 http://us.battle.net/sc2/en/game/unit/infestor

セリフ集

パッチによる変更履歴

2016/11/22

  • バロウ中にも小さなコリジョンがつくようになりました。
  • 全てのスキルをバロウ中に発動可能になりました。

2017/5/24

  • Burrow.pngBurrow移動するユニットの視認性を上昇。

2017/11/14

  • Infested Terranの仕様変更
  • Fungal Growthスキルが以下のように変更。
    • 効果範囲:2.0→2.5に増加。命中したユニットの移動速度を75%減少させる。

2017/11/28

  • Fungal Growth.pngFungal Growthの効果範囲:2.5→2.25に減少。
  • Fungal Growth.pngFungal Growthはバロウ中に使用できなくなる。
  • Infested Terran.pngInfested Terranのキャスト射程:9→7に減少。

2018/11/21

  • ユニットサイズ半径:0.75→0.625に減少。バロウ中のユニットサイズも合わせて減少。ユニットモデルサイズも0.85→0.75に減少。
  • バロウ中にユニットをすり抜けられるようになる。
  • Fungal Growth.pngFungal Growthを受けたユニットは、Blink.pngBlinkやTactical Jump.pngTactical Jumpを行ったり、輸送ユニットや建物の中に入ったりできなくなる。
  • Infested Terran.pngInfested Terranの射出射程:7→8に増加。

2019/8/21

  • Infested Terranの対空攻撃のクールダウン:0.95→1.14に増加。
  • バグ修正:Infested Terranの対空攻撃はアーマーを無視することが無くなる。

2019/11/26

  • Neural Parasite.pngNeural Parasiteの射程:9→8に減少。
  • Infested Terran.pngInfested Terranアビリティを削除。
  • 新アビリティ:Microbial Shroud
    • 指定した範囲を粒子で覆い、範囲内の地上ユニットが空中ユニットから受けるダメージを50%減少させる。
    • 効果時間11秒、消費エナジー100、キャストレンジ9、効果範囲3。
  • Infestation Pitでの新研究:Evolve Microbial Shroud
    • Hiveが必要、必要コストMinerals.gif150/Vespene-terran.gif150、研究時間79秒。

2019/12/17

  • Microbial Shroud.pngMicrobial Shroudの効果半径:3→3.5に増加
  • Microbial Shroud.pngMicrobial Shroudのエナジーコスト:100→75に減少
  • Microbial Shroud.pngMicrobial Shroud研究にHiveが必要無くなる。

2020/6/9

  • Microbial Shroud.pngMicrobial Shroudは研究が不要となる。

2023/9/28

  • Pathogen Glands.pngPathogen Glandsアップグレードを削除。
  • Infestorの初期エナジー:50→75に増加。
  • Fungal Growth.pngFungal Growthのキャスト射程:10→9に減少。
  • Fungal Growth.pngFungal Growthのダメージ:30→25に減少。

2024/3/26

  • Fungal Growth.pngFungal Growthのキャスト射程:9→10に増加。
  • Burrow.pngBurrow中の視界:10→8に減少。
  • Unburrowにかかる時間:0.357s-0.714s→0.625s-0.714s(ランダムディレイを含む)に増加。
  • バロウ移動中のビジュアルエフェクトサイズを増加。

2024/11/25

  • Microbial Shroud.pngMicrobial Shroudは効果がユニットに張り付くようになり、シュラウドを外れても3.6秒間効果が持続するようになる。