Queen
Queen | |
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ユニット分類 | 地上ユニット |
ユニット属性 | Psionic Biological |
生産建物 | Hatchery,Lair,Hive |
コスト | 1500362 |
対地上攻撃 |
4(+1)(x2) |
攻撃間隔(対地上) | 0.71 |
対地上DPS |
11.27 (+2.82) |
対空攻撃 |
9(+1) |
攻撃間隔(対空) | 0.71 |
対空DPS |
12.68 (+1.41) |
射程 | 5(vs ground) 7(vs air) |
耐久力 | 1751(+1) |
ホットキー | Q |
移動速度 | 1.31(+2.18 on creep) |
ユニット紹介
最序盤から作られるザーグの最重要サポートユニットで、おそらくザーグのユニットの中で最も働き者である。
- Larvaの増産。
- Creepの拡張。
- ハラスへの対応。
- 傷ついたユニットや建築の回復。
- 序盤、中盤の貴重な対空攻撃能力。
等、その仕事は多岐に渡る。もちろんそれらの仕事を一体でこなせるわけもないので、ベースが一つ増える度に1~2体は追加しておきたい。
オーダーによっては2ベースで5~6体用意することもある。
特にLarvaの増産はザーグにとって必須であり、Queenありきのゲームバランスになっているので、
各ベースごとにQueenが必要になるだろう。
攻撃力は非常に弱くZergling1匹とあまり変わらないぐらいだし、歩く速度も遅く耐久力もあまりないのだが、
ヒールスキルを互いに掛け合ったり防衛施設に掛けたりすることで、敵のハラスやプッシュを跳ね返す力を上げる事が出来る。
また、対地攻撃よりも対空攻撃のほうが射程が長いという特性を持っており、
Queenを量産することで敵テランやプロトスのドロップや空軍ハラスに対して高い抵抗力、あるいは強襲力を得ることができる。
最序盤で空からの攻撃が予想される場合は、解禁するまで時間がかかるHydraliskよりもまずはQueenを複数作るほうがいいだろう。
前線付近に展開したQueenは、地上軍のためにCreepを拡張することが非常に重要な仕事である。
3体ぐらいのQueenをまとめて数字キーに登録しておき、Creep拡張要員として使うと良いだろう。
その場合Queenと同時にCreepを吐かせた状態のOverlordもお供に連れていけば、
どこにでも自由にCreep Tumorを置けるようになるため、
マップ中央から四方八方に一気にCreepを広げることも可能になる。
Creepを吐かせた状態のMutate Ventral Sacs(輸送ユニット)にQueenを載せて、
マップ中央に一気に飛んで行くのも非常に有効である。
また、Nydus Networkでクイーンを瞬間移動させる方法もある。
これは視界を確保するだけで良い上にNydus Wormの周りにはクリープが広がるので、
移動と同時にCreep Tumorを産み付ける事が出来る。
資源に余裕があればNydus Networkを複数個建設し、
マップのあちこちに次々とNydus Wormを出現させクリープを広げていくと更に良いだろう。
パッチにより、クリープ外ではTransfusionを使用できなくなった。
敵陣までのんびり歩いていく、いわゆる「QUEEN WALK」戦術は使いにくくなったので注意しよう。
アビリティ
ザーグの機動力と偵察力を支える超重要スキル。
半径10の範囲にザーグの地上ユニットの機動力を向上させる領域を広げる腫瘍をCreep上に産みつける事が出来る。
特にQueenはCreep外での機動力が劇的に落ちるため、ベースとベースを繋げるCreep Tumorは非常に重要な役目を果たす。
詳しくはCreep Tumorのページで。
ザーグの生産能力の多くを支える超重要スキル。ベースに産卵することでLarvaの数を劇的に増加させることができる。
29秒ごとにしっかりこのアビリティを使えるように練習したい。なお、ミニマップ上でも産卵指定が出来る。
またこのアビリティはキューとして積まれるという性質を持つ。つまり、もし操作が追い付かず、Queenのエナジーが余っている場合は何度も吹きかけてみよう。
吹きかけた回数だけ、Larvaの発生タイミング毎に自動的にSpawn Larvaが掛けられた状態になるのだ。
ちなみに、Shiftを押しながらVキーを一回押し、ハッチェリーを左クリックで連打することで連続産卵の行動予約ができる。
ミニマップ上でも行動予約可能であり、ハッチェリーに2回吹きかけた後、違うハッチェリーに移動して3回吹きかけるなどの行動予約も可能である。
詳しくはLarvaのページで。
いわゆるヒールスキル、ザーグの全てのユニットと全ての建築物に有効だ。同じチームであればテランやプロトスの歩兵の回復もできる。
攻撃を受けている防衛建築物に入れたり、複数体のQueenで互いに掛け合う等することで、プッシュやハラスを凌ぐ事ができる。
またUltraliskを戦線に投入する際に、Queenを伴ってTransfusionをUltraliskに入れながら交戦することで、
ただでさえ頑強なUltraliskを更に長生きさせることができる。
但し建設途中の建築物へのヒールは出来ないので注意しよう。
パッチにより、クリープ外ではTransfusionを使用できなくなった。
敵陣までのんびり歩いていく、いわゆる「QUEEN WALK」戦術は使いにくくなったので注意しよう。
アップグレード
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全般
Vs. Terran
序盤からのHellionやBansheeによる強めのハラスが予想される場合は、Queenを多目に作りたい。
各ベースをCreepで繋げることも忘れずに、Creepの繋がっていないベース間で振り回されては、せっかく作ったQueenもその力を発揮できない。
Vs. Protoss
まずはOracleのハラスへ対抗しよう。序盤から軍を伴い強気に出てくるMothership Coreを撃ち落とすのもQueenの役目だ。
Vs. Zerg
ユニット設定
Zergによる最初の侵攻の際、Queenは様々な寄生体をTerranの建造物に産み付けることでOvermindの指示の下に動く特攻兵を作り出していた。
Brood Warの後、新生Queenはより耐久性の高い生物となり、Zergの巣を育てつつ限定的な指示役をこなしている。Queenの新しい形態は、TerranやProtossの、さらにはZergによって変性されたQueen of BladesのDNAの組み合わせであるようだ。Zergのヒエラルキーに大きな変化が起こり、力が再分配されることでZergがますます強大なものになりつつあることをQueenの進化は示唆している。
- “滑る”脚部
- Zergの全陸上種族は通常の地面よりもクリープ上で素早く移動することができる。これは微小な繊維構造集合体の作用であり、この繊維は高粘度のクリープを破壊することなく、その上で滑るように移動することを可能にしている。
- Queenも例外ではないが、Queenの脚部はクリープで覆われていない地面を移動しようとすると速度が減少するようになっている。これはより知能の高いQueenを巣の近傍に残し、自分の意志で離れてしまわないようにするためだと推測される。
- 産卵器官
- Arachnis-Brood Keeperは繁殖期に中~大型の卵嚢を産み付けることができる。この特性はBrood Warが終わるまで不要なものだと考えられていた、というのも巣におけるQueenの役目はSwarmの繁殖ではなかったためだ。現在この産卵能力は改変され、クリープに付着し成長を加速させる生きた組織の塊を産み出すようになった。
- 有糸分裂酵素
- Queenは細胞物質をうながす粘っこいタンパク質の物質を作り、液体として吐き出すことができる。傷ついたZergや建造物をQueenがこの赤い液体で覆うと、損傷した組織は一瞬で再生する。
- 一方Queenの頸部から分泌される酵素と混ざるとこの液体は緑色に変色する。この緑の液体をHatchetryに吹き付けると、すぐさまLarvaを産卵させることができる。
- 脳の容積
- Queenの脳は丈夫な頭骨に覆われ、Protossのものに似た神経網につながっている。この脳は発達した生体構造であり、非常に高度な知能を備えている。
- 限定的ながら独立した思考と分析力をもち、経験を通して進化することもある。そのためにこの新生Queenは下位のZergの生物をたやすく統率し、Overlordからの戦略上のデータを分析し中継することも可能だ。
出典 http://us.battle.net/sc2/en/game/unit/queen
セリフ集
パッチによる変更履歴
- 7/6 対空攻撃の射程が7から8に増加。
2018/11/21
- Transfusionの回復効果:即時125回復→即時75回復+7.14秒かけて追加で50回復 に変更。
- Creep Tumor,Nydus Worm,Nydus Networkによるクリープの成長間隔:0.3→0.45に増加。
20/6/9
- Queenの対空射程:8→7に減少
22/3/16