22/3/16 パッチ5.0.9でバランスアップデートが適用されました。
目次
Summary
- https://twitter.com/ESLSC2/status/1503794262793666566?s=19
- 1年半ぶりのバランスアップデートが適用されました。
詳細
先週バランス調整案が発表されたばかりですが、もうラダー環境に適用されたようです。
GSLも来週開幕ですので、そこに合わせた感じでしょうか。思ったより早かったですね。
先週公開されたバランスアップデート案がそのまま適用されています。
また、なぜか消えてしまっていたアーコンモードがラダーに復帰したほか、
なぜかラダーマップに残っていたBeckett Industries LEがラダーマップから消えています。
バランス調整
プロトスの変更
Shield Battery
- Nexusフィールド外の初期エナジー:100→50に削減。
Void Ray
Dark Templar
かいせつ
まずは前回超強化されたVoid Rayのナーフ。ユニット性能こそ変更無いものの、生産時間とコストが増加することで、少し出しにくくなります。
PvZでの安定オープナーとしてのVoid Rayの有用性が若干下がりますし、シンプルに数を溜めづらくなります。
Shield Batteryのナーフと合わせて、PvTのプロキシヴォイドラッシュもかなりの弱体化になるでしょう。
Shield Batteryナーフは、PvZキャノンラッシュや、PvPのバッテリーラッシュのナーフにもなります。
Dark Templarもナーフ。Planetary Fortressスナイパーとしての有用性が若干低下しますね。
テランの変更
Widow Mine
- Drilling Claws研究時の潜り速度:0.71s→1.07sに増加。
かいせつ
シンプルにWidow Mineのエグみを少し取るナーフになります。
vPで用いられる最速ドリルマインドロップや、vZで用いられるミッドゲーム以降のドリルマインドロップなどが避けやすくなるほか、
vP,vZともに遭遇戦時に若干弱くなります。
ザーグの変更
Queen
Lurker
- Adaptive Talons研究時の潜り速度:0.71s→1.07sに増加。
Nydus Worm
- スポーン時の初期クリープが各方向1ユニット分増加。
かいせつ
vPでプロトスがStargateユニット中心に進めている際に用いられる、いわゆる「Queen Walk」戦術のナーフとなります。
クリープ外でTransfusionが出来なくなれば、Queenの耐久力・サポート力がガタ落ちすることになるので、
似たラッシュをしたい場合はLairに行ってOverlordにクリープを撒いてもらうか、
Nydus Wormが生み出すクリープを使うことになります。Nydus Wormの調整はその意図となります。
このままだと対Stargateが厳しくなりそうですが、Void Rayもナーフされているので、そこでバランスを取るつもりのようですね。
Lurkerの調整はレイトゲームにおけるLurkerの突破力を若干落とすことになりそうです。
Lurkerっはザーグのレイトゲームコアユニットですので、vP,vT,vZすべてに影響がありそうですね。
まとめ
全種族ナーフのバランス調整案です。
Dark Templar,Lurker,Widow Mineの調整はエグさを緩和させるもので、防衛側に対処の猶予が与えられます。
親の顔よりみたQueen Walkを見ることもかなり減りそうですね。PもZもnerfされているので、PvZがどうなるかは気になるところ。
プロキシヴォイドに苦しんだテランにとっても朗報なのではないでしょうか。
なお、オランダ人プロトスHerstemは自らのYoutubeチャンネルで、
Herstem自身もこのパッチの作成に協力しており、必要ならばこういったパッチを将来的にも出していけると述べています。
以前のようなBlizzard主導ではなく、コミュニティ主導のバランス調整が今後も行われるというのは朗報ですね。
長い沈黙を破って公開されたバランス調整、みなさんもラダーで試してみましょう!