Nydus Worm
Nydus Worm | |
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ユニット分類 | 地上ユニット |
ユニット属性 | Armored-Biological-Structure |
生産建物 | Nydus Network |
コスト | 7575140 |
対地上攻撃 |
なし |
対空攻撃 |
なし |
射程 | |
耐久力 | 3001(+1) 5(出現時) |
ホットキー | N |
移動速度 | 0 |
ユニット紹介
ザーグのユニット瞬間移動用の建築物。Nydus Networkが召喚する。
視界がある地点ならどこにでも 75 75を消費して14秒かけて召喚させることができる。
なお、召喚中のNydus Wormは3のアーマーを獲得するためそこそこ硬く、ある程度ユニットで殴らないとなかなか壊れない。
対戦相手はミニマップ上で召喚中の警告マークを見ることが出来るが、前線に戦力を集中させている時には対処が難しいかもしれない。
また、召喚が終わると鳴き声と警告マークでNydus Wormが現れたことを察知することが出来る。
Nydus Wormの召喚が完了すれば、Nydus Networkに収容したユニットをNydus Wormから出すこと、もしくはその逆が可能になる。
Yキーか右クリックでラリーポイントを、建物・ユニット・資源・場所などにも設定出来る。(味方のユニットに設定するにはYキーが必要)
放出を停止させたい時はSキーを押す。
収容スペースには非常に余裕があり、満タンで入りきらないという状況になることはないだろう。
輸送と異なる点は「ユニットをワーム内部に収納しても出入り口が全て破壊されない限り、内部のユニットが抱え落ちることは無い」というところだろう。
飛行輸送ユニットは落とされそうになったらもう収容を諦めて放出し抱え落ちを避ける必要があるが、
Nydus Wormに限っては、Nydus Wormが破壊されそうでもどんどん収容させて良いのだ。
飛行輸送とは異なり、自軍を一瞬で移動させられるため、こちらからプッシュを仕掛ける時に非常に有効。
相手陣地の近くにNydus Wormを召喚して援軍をすぐ呼べるようにしながらプッシュしたり、
相手ベースの中にNydus Wormを召喚すれば一気に裏を取ることも出来る。
とはいえ、ただ裏を取っただけではすぐに敵軍が駆け付けて対応されるだけなので、可能な限り敵軍をNydus Worm召喚地点から離したり、
敵プレイヤーの意識が別の場所に集中させるような工夫をしてから召喚を始めるのが好ましい。
Swarm Hostとの相性も良い。敵ベース近くにNydus Wormを設置してSwarm Hostを排出、Locustを飛ばしたらすぐに帰還、といった使い方も可能だ。
ただし、自軍をワーム内部に詰めるという事は、その間、地上の戦力が手薄になり、再展開する場合にラグが生じるというリスクを負うことにもなる。
できればNydus Networkは、自陣の防衛戦力も保持しつつ利用したい。
なお、Nydus WormからはCreepが発生するため、そこに攻撃用の建物を建てたりQueenを送ってCreepを広げることも可能だ。
Nydus Wormは一つNydus Networkが建っていれば複数召喚可能なので、
(一体召喚完了したら次の一体がという感じで、同時並行的に召喚できるわけではないが)うまく使えば相手を振り回すことも可能だ。
Nydus Wormが攻撃を受けそうな場合は、撤退路を確保するため複数並べて立てても良いだろう。
Shiftキーを押しながら建築場所をクリックすれば、複数の建築予約も出来る。
自軍の進行とともにユニットを安全に逃がすためにどんどん建てていくのもいいし、
敵の予想資源地に予めNydus Wormを建てまくって建築を妨害する手もある。
パッチにより、設置には14秒のクールダウンが設けられた。完成前に破壊されると、破壊されたNydus Wormの建築開始から14秒建たないと新たなNydus Wormが設置できない。
注意点
- Nydus Network内にユニットを収容している時にNydus Network本体と全てのNydus Wormを破壊されると、中に入っていたユニットも全て破壊される。
- Spine Crawler、Spore Crawlerは建物扱いのため収容できない。(Droneは入れる事が出来るので、排出先のクリープを使って防衛施設への変異は可能)
- InfestorのNeural Parasiteで操っているユニットやChangeling,Infested Terranのような永続し得ないユニットは収容できない。
- 出し入れは一体ずつ行うため、大量のユニットを搬入、放出する時には少し時間がかかる。
アビリティ
アップグレード
使い方
Vs. Terran
『最序盤のナイダスラッシュ』
「Nydus Wormは召喚完了までアーマーを3獲得する」という性質を生かし、より大胆な序盤のラッシュに使う事ができる。
Creepによる建築阻害が可能で、(気取られなければ)1st周辺に目立った迎撃施設を作ることの少ない「懐に入られると弱い」テランへの相性は抜群だ。
こちらはベースは2ndまでで止め、早めからガスをどんどん採取しNydus Networkまで一直線(もちろんNydus Networkを視認されないように偵察カットには神経を使おう)、量産したQueenといくらかのRoachを詰め込んでOLの視界から1st周辺の生産施設の横に直付けする勢いで召喚開始してやろう。
当然、召喚中の穴掘りが見えれば、敵軍やワーカーが召喚完了直後にNydus Wormを破壊しようと集まる。そこで召喚完了したNydus Wormを死守するのがQueenのヒールだ。
Queenを先に仕込み、排出直後にヒールをかけてNydus Wormを維持し、追加の軍をどんどん軍を流し込む、Queenも追加で流しこむ。敵軍を大体食い尽くしてしまえば、ほぼ勝負は決まったといっていいだろう。もしクロークBansheeがいるなら視界取りに使ったOLをOverseerに変えておこう。
もし相手がヘリオンハラスを多用するような奴なら、2nd前で封鎖(スパインも一本くらい植えておこう)しNydus Networkは、敵に見られないけ強めのカウンターが来たらすぐに対応できるような、封鎖ラインのちょい奥に立てる等の防衛を意識する必要があるだろう。
逆に、相手が2ndの防衛もそこそこに3rd用のCommand Centerを建て始めているような、よくばりさんの場合は、こちらも自ベースの防衛など考えずに、とにかく準備が出来次第Wormをぶち込にいこう。
要点は以下のような感じ。
- 敵の軍力が弱い序盤がグッド。
- 産まれたNydus Wormを死守するQueenのヒール(とそれを実現できる操作力)は必須。
- 状況を長引かせることで、Nydus WormからCreepを広げて、建築スペースにも被害を与えられるという利点。
- 敵のオーダー次第では、カウンターで荒らされてジリ貧というのを防ぐために、自2ndベース前を封鎖するという措置も必要。
ハイリスクで操作難易度は高めだが、十分、実用な戦術の一つといっていいだろう。
Vs. Protoss
Vs. Zerg
『ナイダスクイーンラッシュ』
敵ZがMutaliskへ一直線のオーダーを取り、こちらは少し出遅れた。という状況をひっくり返すにはうってつけ。
自ベース周辺の護りは低コストながら高いアンチミュータとして機能するSpore Crawlerをもりもり植える。
そして、ひたすらQueenを量産し、地上の火力兼壁役となるZerglingとRoachも忘れずに作っておく。
7~8体のQueenとある程度の地上軍が揃ったら、相手の陣地にNydus Wormを召喚開始。無理にベース内部に入れなくても敵陣に近ければよい。
輸送したQueenでMutaliskを追い払いつつ、地上軍と共に敵ベースにプレッシャーを掛けることで、数の揃わないMutaliskの貧弱な防衛力を突破することができるだろう。
もちろんQueenは交戦中、互いにヒールを掛け合い耐久力を上げるというマイクロ操作は必須だ、戦線のRoachに掛けてやるのももちろん有効だ。
ユニット設定
Nydus WormはZerg Nydus Canalの進化系であり、地中に潜ってクリープに覆われた場所をつなげる有機構造物である。
Nydus WormはNydus Networkと呼ばれる巣のような構造物に生息している。Nydus WormはNetworkから近くの地点まで姿を見せることなく移動し、戦場の地下にトンネルを掘り進めていく。この巨大な生物は自分の体を驚異的な長さまで伸ばし、皮膚と骨格でトンネルを支えている。
Wormの頭部もしくはNydus Networkを通してZergの攻撃部隊はトンネルに突入し、Worm内部を非常にすばやく移動する。このすばやさの理由は、行き先を指示する化学的刺激物とWormの蠕動運動である。
Nydus Wormは、先程まで安全だと思われていた地帯に大きな脅威をもたらすのである。
- 掘削用の牙
- Nydus Wormの口には非常に巨大で太い歯がびっしりと生えており、この歯は主として地中を掘り進むことに使われる。それぞれの牙は強力な筋肉に接続されており、超音速で振動することで、牙の間にある土壌、岩、その他あらゆるものを破壊する。
- 使用していると、主に摩擦のためにWormの歯は摩耗する。歯が使い物にならなくなると、その歯は抜け落ち、すぐに新しい歯が筋肉から生えてくる。
- 引っ掛け用の突起
- これらの巨大な突起は地表に現れた際Nydus Wormの体から飛び出し、SwarmがNydus Networkから目的地へと進軍する間、Wormを安定させ重量を支えている。
- 化学物質受容体
- Nydus Wormは脳を持たない特殊な生物である。持っているのは多数の単純な臓器だけで、これらの臓器は蠕動運動とNydus Networkからの化学的刺激物に反応する。
- この臓器は複雑だったり過酷だったりする地中の移動を可能にし、生体機能を正常に保つ手助けもしている。Nydus WormはNydus Networkから延びたものに過ぎず、Nydus NetowrkはSwarmから延びたものに過ぎない。
- 組織の複製
- 戦場のいたる所にSwarmの地上生物を輸送するため、Nydus Wormはその場での組織の生成によって体を無限に伸ばすことが出来る。
- Nydus Networkに繋がれて必要な栄養を供給されている限り、Wormは簡単な命令で細胞を伸長そして複製していき、目的地に到達する。余剰な組織はWormがNetworkに戻ると再同化される。
- クリープ腺
- Nydus Wormは大量の破片を作り出すが、破片の処理方法は極めて効率的だ。
- 掘削された岩や土壌は、胃袋から分泌される酸性のクリープにまず覆われる。液化した破片は2本の導管に浸透し、上皮の下にある特殊な層に輸送される。そして皮膚と胸骨で支えているトンネルの重量分布を改善する。
出典 http://us.battle.net/sc2/en/game/unit/nydus-worm
セリフ集
パッチによる変更履歴
2018/11/21
- Nydus Wormの生産コスト:100/100→50/50に減少。
- Nydus Wormの出現中の無敵効果は削除され、代わりに6アーマーを得る。
- Creep Tumor,Nydus Worm,Nydus Networkによるクリープの成長間隔:0.3→0.45に増加。
2019/1/22
- Nydus Wormの体力:200→300に増加。
- Nydus Worm出現中のアーマー:6→5に減少。
- Nydus Network/Nydus Wormの最初のアンロード時のディレイ:0.36→0.18に減少。
- Nydus Network/Nydus Wormのアンロードにかかる時間:0.36→0.18に減少。
- Nydus Network/Nydus Wormのロードにかかる時間:0.18→0.09に減少。
2019/3/25
- 出現中のNydus Wormのアーマー:5→3に減少。
2019/11/26
- Nydus Wormの設置アビリティのクールダウン:0秒→14秒に増加。
- Nydus Wormの生産コスト:50/50→75/75に増加。
- Nydus Network,Nydus Wormの最初のアンロード時のディレイ:0.18→0.36秒に増加。
- Nydus Network,Nydus Wormのロード間隔:0.09→0.18秒に増加。
- Nydus Network,Nydus Wormのアンロード間隔:0.18秒→0.36秒に増加。
2022/3/16
- スポーン時の初期クリープが各方向1ユニット分増加。