19/8/6 Community Updateが公開されました。
目次
Summary
- https://us.forums.blizzard.com/en/sc2/t/community-update-august-6-2019/2052
- 2回のテストマップを踏まえた、新シーズンから実装予定の最終変更案が公開されています。
詳細
7月に2回行われたバランステストマップを経て、いよいよバランス変更案が固まったようです。
今回公開された変更案は、8/20のシーズン3開始とともにライブ環境に実装される予定となります。
前回・前々回の変更案から追加されたもの・消えたものも含めて見ていきましょう。
前回・前々回の変更案から消えるもの
Warp Prism
- Warp Prismは生産時にWarp Conduitパッシブアビリティを持たない、つまりWarp GateやNexusの付近にいない限り、ユニットのワープインにかかる時間が4秒→11秒に増加する。
- Gravitic Drive(移動速度アップグレード)がWarp Conduitパッシブアビリティを付与し、ワープインにかかる時間が11秒→4秒に減少する。
2セット目の変更案の時点で削除されていたこの変更案は、結局実装されないことになりました。
この変更はPvZのオールインの強さ・多様さやWarp Prismハラス、ひいてはプロトス自体の強さを調整する案として機能はするものの、
ユニットの完璧なリデザインになってしまうことになり、シーズン中のパッチとしては影響が大きすぎるということのようですね。
Zealot
2セット目の変更案で追加されプロトスを絶望に叩き込んだこの変更案も、実装されないことになりました。
Zealotは現在全てのマッチアップにおいて正面戦闘にハラスにと大活躍ですが、そのコスト(100)と操作難易度の割に少し強すぎると開発チームは考えているようで、
この変更が正面戦闘・ハラス両方の有用性を少し下げてくれるだろうというのが変更の意図でした。
しかし今回実装されるその他の変更が問題の解決に十分であると考えたようで、この変更案は必要ないと判断されたようですね。
新たに追加されたもの
Infestor
- Infested Terranの対空攻撃のクールダウン:0.95→1.14に増加。
2セット目の変更案において、Infested Terranの対空攻撃がアーマーを無視するバグがあるためそれを修正することで弱体化とする、という変更案が出ましたが、
同時に攻撃間隔を上げることでさらなる弱体化を図ります。
現状ZvP(ZvTも?)のスーパーレイトゲームはInfestorが支配しており、それにはエナジーで出せて強力な対空攻撃を持つInfested Terranがかなり寄与しています。
Fungal GrowthやNeural ParasiteもあるためInfestorのレイトゲームにおける存在感はそこまで変わらないでしょうが、
単純にスーパーレイトゲームにおいてCarrierやBattlecruiserらが少しは生き残りやすくなるでしょう。
最終変更案
上記を含めた最終バランス変更案は以下の通りです。8/20の新シーズンより適用される予定となっています。
テランの変更案
Marine,Marauder
Ghost
- 新アップグレード:Enhanced Shockwavesを導入。
- GhostのEMP Roundの効果半径を1.5→2.0に増加させる。150/150、研究時間79秒。
ザーグの変更案
Overlord
- Pneumatized Carapase(移動速度アップ研究)の研究コスト:100/100→75/75に減少。
Infestor
- Infested Terranの対空攻撃のクールダウン:0.95→1.14に増加。
- バグ修正:Infested Terranの対空攻撃はアーマーを無視することが無くなる。
プロトスの変更案
Warp Prism
Carrier
- CarrierによるInterceptorの生産時間:11秒→9秒に減少。
Nexus
まとめ
ついに最終バランス変更案が固まりました。なにか致命的な問題が無い限り、このバランスでBlizzconまで行くのではないでしょうか。
全体的に見ればテランはBuff、ザーグは微nerf、プロトスはnerfという形になっていますね。
このパッチがプロシーン、そしてラダーシーンにどういう影響を与えるでしょうか?
新シーズンにこのパッチと新マップが同時に実装されますので、それまでしばし待ちましょう。
明日にはTestingタブやbalance test modで最終変更案が遊べるようになると思うので、興味がある人は是非遊んでみてください。