17/4/20 バランステストマップ+CFUが公開されました。
目次
Summary
- https://us.battle.net/forums/en/sc2/topic/20754335584
- http://us.battle.net/sc2/en/blog/20720316/call-to-action-april-20-balance-testing-4-20-2017
- 今回はバランステストマップと、変更の意図を説明するCommunity Feedback Updateが同時に公開されています。
- Thor,Raven,Tempest,Void Ray,Zealot,バロウに関して変更案が出ています。
詳細
かなり大規模なバランステストマップが公開されています。
テランの変更案
Thor
- High Impact Payloadスキル(単体高ダメージモード)を削除。
- Explosive Payloadモードの通常攻撃ダメージを6(+6 vs Light)→12に増加。
現在Thorは単体高火力モードとvs Lightに強い範囲ダメージモードの2モードがありますが、このうち単体高火力ダメージを削除し、
範囲ダメージモードのボーナスダメージを削除しLightにもArmoredにも12ダメージ(×4)与えられるようにするという変更です。
これはかなり実験的な調整案ということで、これにより敵の巨大空中ユニットへの単体ダメージは減るものの、敵空軍への火力は上がるという意図のようです。
これまでもMutaliskなどのLightユニットには強かった範囲攻撃ですが、これで相手を選ばなくなります。現在メックの対空が貧弱ということでこの調整が来たように思います。
Raven
- Auto-Turretのダメージを24→18に減少。
- Auto-Turretの持続時間を7.14秒→10秒に増加。
ちょっとハラスつよすぎんよーということでこの変更。一応総ダメージ量自体は上がっていますが、適切な対処を取ればワーカーロスト自体は減ると思います。
プロトスの変更案
Tempest
- 通常攻撃の対空ダメージが30(+14 vs Massive)→30(+25 Massive)に増加。
主にPvPのエアー構成が強力であることに対する変更案です。これで敵のCarrierに対して同じくCarrierを揃えていくだけでなく、
Tempestに向かうというオプションが追加されることが期待されています。
ただコミュニティからはBrood Lordに対して強くなりすぎるのではないかという懸念もあがっているため、どうなるかは興味深い所です。
Void Ray
- Prismatic Alignment発動中のVoid Rayの移動速度が40%減少。
開発チームは3.8パッチで移動速度が上昇した後のVoid Rayが少し強すぎると感じているようで、Prismatic Alignmentにデメリットを設けることで
敵がこれに対処しやすくなるようにしたいとのこと。発動されたのを見て逃げ、終わったら戦うなどの戦術が可能になるかもしれませんね。
Zealot
先日Adeptの調整が入りましたが、調整前に開発チームはAdeptの強さをZealotに移したいという話もしており、これがその一環ということでしょう。
ChargeはTwilight Councilでの研究では最もコストが高い研究なので(Blinkが150/150,Glaivesが100/100)
この変更ではAdeptの攻撃速度アップなみの気軽さでChargeを入れていけることになります。これを使ったラッシュなどが増えそうな感じです。
また開発チームはこれとは別のZealotの強化も模索しているとのことです。
ザーグの変更案
基本的にはInfestorのバロウファンガルが主にvTで強力なことを対象とした調整かと思います。
この変更でしっかりマップを見ていればびっくりファンガルは避けられるようになる・・・かもしれません。
テストマップの変更は以上です。興味がある人は是非Multiplayerの「Testing」タブからマッチメイキングに参戦するか、
CustomゲームにBalance Test Modをつけてプレーしてみましょう。
バランステストマップに入らなかった変更案について
Warp Prismのワープインをスローワープインにする案は、あまりにも多くの変更が一度に試されると変更の妥当性がわかりづらくなるということで
次の機会に持ち越しになったようです。Swarm Hostがテランのメック構成を難しくしているというフィードバックも多く受けているものの
こちらも次の機会に持ち越しとのことです。