20/8/20 バランスアップデートが適用されました。
目次
Summary
- https://news.blizzard.com/en-us/starcraft2/23492549/balance-update-august-13-2020
- まったく気づきませんでしたが、バランスアップデートが適用されていました。
詳細
前回公開されたバランスアップデート案が、いつの間にかライブ環境に適用されていました。
おおっぴらなアナウンスが無くRedditなどでも話題になっていなかったので全く気づきませんでした・・・。パッチは8/20(日本だと8/21?)には入っていたようです。
なお前回のアップデート案から少し変わったもの、削除されたものもありますので合わせて紹介します。
削除された変更案
- Flux Vanes(移動速度アップ研究)研究後の移動速度:4.65→5.11に増加。
この変更は上記の基礎移動速度変更とはまた違う意図で、レイトゲーム構成のサイドアームとしての役割を期待していたのですが、実装はされませんでした。
まずはPvZのミッドゲーム改善を目的としたVoid Rayの変更に注力したいとのことです。
ザーグの変更
Baneling
- 攻撃によるダメージ:18(+17 vs Light)→16(+19 vs Light)に変更。
前回の変更で20(+15 vs Light)から18(+17 vs Light)になりましたが、この変更があまり大きなインパクトを産んでいないというフィードバックから、更に推し進めることになったようです。
TvZへの影響を最小限に抑えるためMarineへのダメージは今回も変更無し。ZvPを主な目的とした変更であることが伺えます。
この変更が入れば、最初の20(+15 vs Light)の時に比べ、+2アタックが入ったBanelingはImmortal/Archonを倒すのに4体、[[Stalker]を倒すのに2体多くのBanelingが必要になる計算です。
なお、最初に公開されたときは15(+20 vs Light)でしたが、ZvZにおけるユニット間の関係を維持するために16(+19 vs Light)に変わりました。
プロトスの変更
Oracle
前回コストを下げる代わりに短くなった効果時間を少し伸ばす変更案です。レイトゲームZvPにおいてこのスキルを使いやすくするのが主な目的となります。
Void Ray
開発チームいわく、現状このゲームで最も使われていないユニットであるVoid Rayくん。初心者戦やチーム戦では貯めれば強いものの、プロシーンで見ることはラッシュディフェンス時などくらいしかありませんね。
ということで、プロトスが苦しんでいることを解決できるニッチを与えようというのが今回の変更の意図になります。2体のOracleを出したあとの「3体目のユニット」としての役割を提供したいようですね。
PvZではOverlord狩りやCreep処理、Banelingドロップ処理などへの有用性を期待しており、そのためのコスト生産時間減、移動スピード増加となります。
PvTでもBanshee対策やPvPではプロキシロボラッシュディフェンスにも期待しているとのこと。アマチュアからすると、1ベースラッシュに使われるのが少し怖いですが・・・。
Carrier
- Neural ParasiteされたCarrierに属するInterceptorが、Carrierの元々のオーナーのユニットから攻撃を受けなくなる。
あまりこういうシーンは見られなくなりましたが、一応Neural Parasiteのナーフということになるでしょうか。一緒にInterceptorまで乗っ取られるのはおかしいと思う反面、Carrierから間違った攻撃命令が出ていると考えれば別に問題ないような気もしますが・・・。
Tempest
- Fleet Beaconでの新研究:Tectonic Destabilizers
- 効果:Tempestの攻撃に(+40 vs Structure)のボーナスダメージが付く。
- コストは150/150、研究時間100秒。
研究もスキルもないシンプルなユニット(ベータ自体一瞬スキルありましたよね)ですが、新しく研究が付きます。
基本的にはいわゆる「Spore Crawlerの森」を突破するため、攻城能力を増強するための研究となります。
Void Rayくんに隠れていますがわりとTempestくんも見かけないので、これで目にする機会が多くなるでしょうか。
PvTのプロキシTempestが強くなりすぎないようにこの仕様にしたとのことですが、十分強いような・・・。
まとめ
史上類を見ないサイレントな実装となったバランスパッチです。遊んだけど気づかなかった、という人も多いのではないでしょうか?
とにかく皆さんも遊んでみましょう!