19/1/10 パッチ4.8.1が適用されました。

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Summary

  • https://starcraft2.com/en-us/news/22862446
  • エディターのアップデートとバグ修正の小さなパッチなはずなのですが・・・・
  • 実はバランスにも大きく影響するあるバグが修正されています。

詳細

パッチ4.8.1はエディターのアップデートいくつかとバグ修正のいつもの小さなパッチで、通常であればわざわざ記事を作るほどではありません。
パッチノートは→こちらです。

  • NexusProbeを生産中、正しくアニメーションするようになる。

あたりは確かにへーそうだったんだと言う感じでもありますが、取り立てて大騒ぎするほどでも無いでしょう。

しかしパッチが実装されたあと、とあるバグ修正がバランスに大きな影響を与えることが判明し、海外コミュニティは大騒ぎになりました。
そのバグ修正は次のものです。

  • ビーム攻撃をするユニットが想定より大きなダメージを与えていた問題を修正。

Oracleの大きなナーフ

ビーム攻撃をするユニットは3体。Sentry,Void Ray,そしてOracleです。
このうちOracleと言えば、高い移動速度でマップを飛び回り、高い火力を持ってして時にはワーカーを一瞬にして蒸発させるユニットです。
ハラス以外にも、Zerglingによる攻撃の防衛や、一時は大量生産され正面戦闘もこなしていた時期もありました。
今回のバグ修正で、そのOracleがどう変わったのか?以下の動画をご覧ください。(Redditのこのスレより)

動画リンク→https://streamable.com/4jrrl

観てもらえればわかりますが、ユニット単体への攻撃力は変わっていないものの、ユニットを倒したあとの切り替えがかなり遅くなっているのが判るかと思います。
当然全体のDPSもかなり落ちるということになりますね。
今回修正されたバグは具体的には以下のようなものです。

Oracleが攻撃でユニットを倒した際、ユニットを倒した攻撃が倒したユニットと次にターゲットするユニット2体にほぼ同時にダメージを与えていた

例えばOracleProbe4体を攻撃することを想定します。
通常であれば、OracleはProbeを2発で倒せるので、Probe4体を倒すには8発の攻撃が必要となります。
しかし上記のバグにより、1体目のProbeを倒す攻撃が2体のProbeにもダメージをほぼ同時に与えるため、
2体目のProbeはOracleが1発攻撃するだけで倒せることに。さらに以降も同じことが起きるので、
通常8発かかる所を2+1+1+1=5発分の攻撃(正確には、5発分攻撃する時間)で倒せることになります。
ありえない話ですが、100体のProbeであれば通常200発かかるところを101発で倒せたことにもなりますね。

このバグの仕様に関してはRedditに詳しい記事がありますので興味がある方は読んでみてください。
記事のリンク→https://www.reddit.com/r/starcraft/comments/a1o9r4/the_curious_case_of_the_oracles_dps/

バグ修正の影響

さてこの「バグ」は「バグ」である以上は修正されても仕方ないのですが、単なる「バグ修正」で済ませて良い問題だろうか?というのが話題になっています。
動画にある通りに対Probe,Droneのハラス性能がガタ落ちするのはもちろん、Zerglingラッシュの防衛時の殲滅能力もガタ落ちすることになります。
このバグは最近起きたものではなくOracle(正確にはSentry,Void Rayも)がずっと持っていた仕様ですので、現状のバランスはこのバグ込みで取られているということになります。
このバグ修正は明確なナーフ、しかもかなり大きなナーフですので、修正する前に何らかのテストが必要だったのではないか?何か埋め合わせが必要なのではないか?という声が多く上がっています。
Oracleはどのマッチアップでも使用されるユニットですので、プロトスへの影響はそれなりに大きくなりそうです。
この問題に対して開発チームが何かアクションを取るかどうか注目していきたいですね。