18/10/09 大規模バランス変更案がアップデートされました。
目次
Summary
- https://starcraft2.com/en-us/news/22546437
- 先日発表された大規模バランス変更案に、新たな変更案が加わりました。
詳細
先日大規模バランス変更案が発表され(詳細はこちら→18/9/9 大規模ユニットデザイン変更案が発表されました。)、既にテストプレーが行われています。
Blizzcon終了後のパッチ適用に向けて、再び新たな変更案が発表されました。
今回の変更案は、プロプレーヤーやコミュニティからのフィードバックに基づき、大規模バランス変更案に追加されるものとなります。
Blizzconの前に適用されるパッチではないので、お間違えないように。
テラン
Cyclone
Cycloneをパッチ3.8以前の仕様に戻す。
- 生産にはTech Labが必要。
- 体力:180→120に減少、移動速度:4.13→4.73に増加、サプライ:3→4に増加、基礎アーマー:0→1に増加。
- 通常攻撃をTornado BlasterからTyphoon Missile Podに変更。仕様は以下の通り。
- ダメージ:3(+2 vs Armored)→18に増加、攻撃速度:0.1→0.71に増加、射程:6→5に減少、対地・対空どちらも攻撃可能。
- アップグレードによるダメージ増加:1→2に増加。
- Lock Onアビリティを以下のように変更。
- アビリティはオートキャスト可能。
- 地上・空中ユニットおよび建築物に使用可能。
- ダメージ:14秒で160ダメージ→14秒で400ダメージに増加。
- Rapid FIre Launchers(ロックオン時の射出速度アップ)アップグレードを削除。
- Mag-Field Acceleratorアップグレードを追加。仕様は以下の通り。
パッチ3.8以前、我らが愛すべきCycloneは一部の愛好者を除けば、vTvP序盤の対空防衛用に1体だけ出すユニット、という役割がほとんどで、
1試合を通じてテクニカルでピーキーなロックオンを主体としたユニット、という活躍の仕方はあまりできませんでした。
これを踏まえて、パッチ3.8においてCycloneは試合の序盤に最前線で火力を出すことができる万能ユニットに変更されました。
この変更は開発が意図した通りに進みましたが、同時にテランのプロキシ戦術が強力になったほか、中盤・終盤でもある程度のトレードが出来るという側面もありました。
また、3.8パッチが入る直前(つまり2016年後半)には、旧Cycloneを用いた独創的なプレーが少しずつ見られるようになっていました。
これらの理由から、今回昔のCycloneに戻すことをテストしたくなったようです。いいいいいいいいいいいやっほおおおおおおおおおおおおおおおおう!
Battlecruiser
- Battlecruiserは移動中に攻撃対象を変更しなくなる。ただしそのような命令があった場合と攻撃対象が射程外に出た場合を除く。
現行テストされているバージョンでは、Battlecruiserはその脅威度に合わせて移動中自動的に攻撃対象を変えていたようです。
この変更は、プレーヤーにもっときちんと操作してもらうためのもののようですね。
ザーグ
Hydralisk
- 攻撃間隔:0.57→0.59に増加。
HPナーフから攻撃速度低下に舵を切った開発チームですが、0.54→0.57への減少では少し足りないと考えているようで、0.59にまで攻撃間隔を伸ばしています。
プロトス
Dark Shrine,Dark Templar
- Shadow Strideの研究時間:121→100に減少。
- テンプレート:WithImage~Shadow Strideのクールダウン:21→14に減少。
鳴り物入りで実装されたブリンクDTスキルですが、残念ながらあまり使用率は高くないため、もっと使ってもらうための変更です。
Carrier
- Interceptorのダメージ:8×1→5×2に変更。
- Interceptorのアップグレードによる攻撃力上昇:+1×1→+1×2に増加。
- Interceptorの射出間隔:0.36→0.27に減少。
攻撃性能を下げ、生産時間を短くし、Interceptorの生産時間を伸ばし、体力を増加させる調整を行っていたCarrierですが、
ちょっと思っていたより弱くなってしまっているというフィードバックを受け、攻撃の仕様は現行バージョンに戻ります。
さらに25pxGraviton Catapultアップグレードが無くなったことを受け、基礎射出間隔を減少。だいぶ使いやすくなりました。
こうなると生産時間減少と体力アップもあり、むしろ強化になっているんじゃないか?という気もしますが、
Interceptorの生産時間増加もありますので、実際に試してみないとまだわかりませんね。
Gateway
- Warp Gateへの変形がオートキャストアビリティとなる。
建築完了後強制的に変形する仕様から、オートキャストアビリティになることで、プレーヤーが管理しやすくなるように、とのことです。
開発チームが検討中の事項
以下の要素は現在開発チームが注視している要素です。
- MutaliskのTvZ(vs Bio/vs Mech)における強さについて
- TvPにおける序盤のプロキシ戦略の強さについて
- ZvPの中盤戦、およびオープニングと、ユニット構成について