Blizzconが終了し、WCS Global FinalでRogue選手が優勝しました。

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WCS Global FinalでRogue選手が優勝

2017年WCSを締めくくるWCS Global FinalがBlizzconで行われ、Jin Air GreenwingsのRogue選手が優勝しました。
Global Playoff進出は絶望的と言われる中で最後のGSL Super Tournamentで優勝し奇跡の大逆転進出。IEM優勝以降はトップザーグと言われる程になりました。
Global PlayoffではNeeb選手に一度は敗れながらもDecider Matchではリベンジを果たし、2位でGlobal Finalに進出。
Ro8では最後のプロトスherO選手をサクッと片付け、Ro4ではTY選手に0-2からのリバーススイープを決め、決勝は悲願の優勝を目指すsoO選手が相手となりました。
一時はリードを許しながらも多様な戦略とレイとゲームの強さでsoO選手を4-2で破り、Global Finalで優勝、賞金28万ドルを獲得しました。
全種族相手に素晴らしい試合を見せ、納得の優勝となりました。タレント不足と言われていたザーグですが、新たなトップザーグが誕生しましたね。
今回はTY,Statsと破るサプライズを見せたSpeCial選手を含め2人の海外選手がRo8に進出しましたが、Blizzconでの活躍はなりませんでした。
期待されたNeebl選手は残念ながらRo16敗退。来年こそは海外選手の決勝進出を見てみたいですね。
この後まだHSCなどの大会は残っていますが、WCS公式シーズンはこれで終わりです。来年はどんなことが起こるでしょうね。
2018年も楽しみにしましょう。

SC2の今後の機能追加について

「StarCraft2 What's Next?」というパネルがBlizzconで開催され、今後追加予定の機能についていくつか公開されました。

Free to Play

Blizzconのオープニングセレモニーで発表されたこのニュースは多くの人を驚かせました。
現状StarCraft2はStarter EditionにLegacy of the void、Complete Collectionなど色々なバージョンがあり新規がわかりにくいという問題がありました。
そこを改善するために、ゲームタイトルを「StarCraft2」で統一し、Free to Playも導入することで新規プレーヤーの獲得を目指したいようです。
無料で遊べるようになるのは以下のコンテンツとなります。

  • 第一弾キャンペーン「Wings of liberty」の全て
  • Rankedも含む最新環境のマルチプレーヤーモードの全て
  • Co-opコマンダーのRaynor,Kerrigan,Artanisの3体と、その他の全てのコマンダーのレベル5まで

やはり目玉はRankedモードのF2Pでしょう。ただしRankedを遊ぶには若干の制限があり、「10回vs AIもしくはunrankedでFirst win of the dayボーナスを獲得する」必要があります。最低でも10日かかるということですね。これはいわゆるSmurfやアカウントスパム対策のようです。
発売されて7年の大英断ですので、コレを期に日本も含め新規プレーヤーが増えるといいですね。

新Co-opコンテンツ

既にラダーを上回る人気を誇りSC2のメインモードとなりつつあるCo-opモードですが、2018年も多くの機能追加が期待できそうです。
まずは新しいコマンダーとしてテランの「Han and Horner」カップル(?)が公開されました。

初の二人で一人のコマンダーとなります。Hanが軍を操り、Hornerがそれを空中から援護するような形になりそうです。
「Part and Parcel」という追加ミッションも予定されています。パーツを集めてBaliusと呼ばれる秘密兵器を修理し、
敵のHybridと戦うというもの。今までに無かったメカグラフィックや戦闘エフェクトなど新しい要素が盛り沢山のミッションになる予定だそうです。
これはRock the Cabinet2017というCo-opミッションのコンテストの優勝作品とのこと。今月実装予定だそうです。

ところで、昨年のBlizzconで言及されたCo-opのリーダーボードはどうなったのでしょうか・・・?

マルチプレイヤーデザイン変更

今年も行われるマルチプレイヤーのデザイン変更。詳しい変更内容は
17/8/17 大規模ユニットデザイン変更案が発表されました。(最終更新:11/1) をお読み下さい。
このデザイン変更・マルチプレイヤーモードのゴールとして以下の目標が設定されています。

  • 一瞬で試合が終わってしまう瞬間を減らすこと
  • サポートユニットが少数で有効的な仕事が出来るようにすること
  • プレーヤーがゲームの状況・メタをよりコントロール出来るようにすること
  • ユニット一体一体がユニークな役割を持てるようにすること

とのこと。初心者に優しい変更も数多く見られましたが、F2P化を意図した点も少なからずあるのではないでしょうか。
パッチが入った後も調整は続きますが、このコンセプトが実現できるよう応援していきたいですね。

War Chest2

昨年のBlizzconで発表され今年も後半になってようやく実装されたWar Chest。
Blizzconの賞金増額のための目標金額を一瞬で突破し、その他のコミュニティ大会などにもその賞金は使われることとなりました。
そのWar Chestが来年以降も継続します。Purifier Protoss, Primal Zerg, Mira's Maraudersの3テーマの各種族用のスキンが実装予定とのこと。
今年は実装が遅れた関係で1シーズンのみとなりましたが、来年は複数シーズンでWar Chestが出て、E-sportsシーンも潤うといいですね。
実装を予告されながら今年は実装されなかったコンソールスキンも個人的には楽しみにしています。
また、Nova:Covert Ops終了後のストーリーを描く「Shadow Wars」コミックも継続。短すぎるという批判を受け、もう少しボリュームあるものになるようです。

今年も多くの発表が行われましたね。Blizzconでの発表はありませんでしたが、昨年発表されたDeepmindによるSC2のAIプロジェクトも進んでいるようです。早く何らかの成果を見たいですね。F2P化に大規模バランス変更とすぐに大きなイベントがやってきます。2018年もいい1年になるといいですね。