2016年春、WCSで使用されるAUSサーバーのラグ問題について
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今年の2月頃からこの4月までの2~3ヶ月、オセアニア-アジア間の海底ケーブルに不具合出たままどこかわからず直せない状態になっているらしく、 SEA地域からAUS(オーストラリア)サーバーでプレイする際のpingが150ms→400msに上昇しておりネットワークスパイクも発生、 オーストラリア・ニュージーランドからKRサーバーやSEAサーバーへも250ms以上+ネットワークスパイクというひどい状態になっていて、 またWCS ANZ/SEAのルール上、代替サーバーの使用に両者が合意できない場合はデフォルトサーバーとしてAUSサーバーでプレイすることになるため、 そのせいでWCS ANZ/SEA RO4に進出したEnDerr選手が棄権してしまう事態がありました。 日本からも大抵200以内に収まっていたpingが常に300msに張り付いているので他人事ではありません。 SEAのプレイヤー同士であたった場合は何も問題はありませんが、WCS ANZ/SEAの出場者は大多数がオーストラリア・ニュージーランドの選手です。 相手が合意してくれた場合はもちろんSEAサーバーなどの良い環境でプレイでき、Petraeus選手など快く応じてくれる選手もいますし、 今回EnDerr選手が棄権した際も相手のSeither選手とAdminは「ゲームごとにサーバーを変えてSEA-AUS-SEAの順」という自分にとって不利になるくらいの妥協案を提示してくれたようですが、 それは相手の優しさ依存のことで、「僕もどうしても落としたくないから全部AUSじゃないと無理」と拒否された場合、それを止める手段はありません。 その後EnDerr選手本人から「今後ping問題がどうにかならないと引退するしか」といった内容のブログ投稿されており http://www.sc2sea.com/blogs/showentry.php?e=1807 SC2SEAコミュニティサイト掲示板管理人の一人でありfrayのマネージャーでもあるChadmann氏は そもそも単独のSEA予選がないためSEAプレイヤーがANZ(オーストラリア・ニュージーランド)予選に招待されている形だということを指摘し、 ANZ地域からSEAサーバーへのpingも非常に悪いためデフォルトサーバールールを変えるのは難しいとしたうえで、 1. SEA予選をANZ予選とは別にわけるようにロビー活動 2.次シーズンまでにケーブルが直ることを祈る 3.Ro16やRo4のある週末にオーストラリアまで飛行機で移動するようにする(どうせ今でもキャスターを飛行機にのせて呼んでるし、RO4をオフラインイベントにするよう掛け合ってみようか?とも) 4.台湾予選に移動させてもらえないか交渉する という4つを提案して前向きに解決を探ろうと励ましていました。 その後けっきょくEnDerr選手をWCS期間中により良いpingの得られる地域、シンガポールや台湾などに送る待遇を織り込み契約し直すというPSISTORMチームの財力を使った解決がとられた模様です。 https://twitter.com/KarlJayG/status/722651215700627456 これでWCS側からは特別の措置がないなら、日本人や他のSEA勢に関しては解決していないわけなので Pingが直るのを祈りつつ次シーズンが近づいてもPingが200以下に戻らなければ台湾などの他リージョンに参加できないか 解決策を探るためにブリザードにコンタクトを取らなければ厳しいかもしれません。 PSiArc
と書いた次の日に確認したら朝晩ともにPingが190ms程度に戻っていたという……。 全部SEAでプレイできた2015年と比べるとping120→190という悪化はありますが致命的ではないでしょう。
そしてまた23日の朝には265ms チャンチャン