大会参加に関しての考え by PSiArc
大会参加ということ
大会へ参加する理由は、勝つためだけとは限らない。
ただお祭りに関わって楽しみたいという理由で参加する人もいて、
勝てなくても自分より強い相手のプレイを直接見ることで上達が早くなりそうだからといって出る人もいて、
入賞までは望まなくとも強い相手から勝ちをもぎとることが目的の人もいて、優勝が目的の人もいる。
もちろんみんないつもいつも同じ目的で参加するわけじゃなくて、あるときはエンジョイ目的で参加してあるときは勝ちを目指したりあるときは偵察や練習のつもりで出てあるときは気合を入れていたりする。
しかし楽しみ方に関しては人それぞれのやり方で自由に楽しめばいいことなのでここでは大会で勝利や上達を目指すためのポイントを書いた。
考え方などは人それぞれに心地よいものが違うと思うが、少なくとも起こりうるトラブルを前もって知っておくことでパフォーマンスを出す助けになれば幸いだ。
メンタル的なやつ
考えるべきでないこと
BMに乱されないということ
トーナメント中にも関わらず負け惜しみやバランスへの文句を終わり際に言うようなプレイヤーも中にはいるが相手にするとキリがないので皮肉を言い合うのが好きでもなければ基本的に放置しよう。
そもそも海外プレイヤー同士でも軽いBMレベルの発言はせいぜい「こんなん頂きました」というネタとして消費する程度で流されているので相手にしても何も得られない。
もし人格攻撃レベルのことや差別的なことを言われたらSSに撮ってadminに報告すれば良い。
チームによっては所属プレイヤーのBMに厳しくてラダーなどでBMしているという事実だけでプレイヤーを放出することもあるが気にしないチームは気にしない。
基本的にゲームシーンなんてレベルの低い行動を取る人間もゴロゴロしているので、相手の行動を気にすること自体が時間の無駄だったりする。
そもそも大会に参加する理由は自分のプレイをするためであって世の中のモラルを高めたり正義を実現したりするためではない。
時には「あいつひどいよな」といって同情してくる人ですらある意味で敵だと思ったほうがいい。可哀想であること・素直に傷つく心を持っていることに価値を見出してしまって勝利に向かうメンタルの邪魔になることがある。
それと、一見BMに見えても、いい人でも軽口を言い合うノリが文化という場合もあるしよく知らない対象を一瞬で判断するのは難しい。
もちろんマナーが良い人間、気遣いのできる人間、心から尊敬できる人間もたくさんいる。
嫌な感じのする人間には大会の進行に遅れを生じさせないような最低限のコミュニケーションを取ればいいし、気の合う相手だと思ったときだけ積極的に話しかければいい。
結論:相手のBMは気にしなくてOK
「この人に勝ったらめちゃくちゃ怒りだしそう」という気後れ
このような気後れは彼らの理不尽な振る舞いを正当化することにしかならない。
こういった思考をしていればモラル崩壊したプレイヤーほど周囲のメンタルをかき乱すことが出来て有利になるだけである。
大会である以上どんな対戦相手に対しても君は全力で勝ちを狙ってよく、負けを認められずに荒れるようなエゴ持ちは当人に問題がある。
余計なことを考えて心を乱さなければならないのは君のほうではなく、エゴ持ちのほうが様々なことを考えてメンタルを改善しなければならないのだ。
結論:相手の人柄は気にしなくてOK
プレー以外で相手の意図を考えない
自分の心を乱さないためにはとにかく相手の行動の意図を考え過ぎないほうがよい。例えばppを何度も求められた時に「本当にラグいのかよ、こっちのプレイ乱したいだけじゃなんじゃ」なんて疑ったりするのはいらいらするだけなので損をする。
再開時にプレイをミスらないように状況把握だけをしっかりしておけばいい。
本当に重くてppしていてもペースを乱す目的でppしていても取るべき行動自体は「常識的な時間・ルールで規定された時間の範囲なら待つ、待ってる間は再開時にミスをしないように頭を整理してキープする」だけである。
地域のインフラのレベルによっても回線が安定しないこともあるし、中国人プレイヤーなんかは他のサーバーにつなぐとき金盾のせいで素だと重いためVPNを通してプレイしないといけなくて、VPN通し忘れたからといってppする場合もある。
よくわからないppや怪しげなppをする人もいる。しかしよくわからないppでも再開した時の行動を頭の中でリハーサルしている限り大きな問題は起こらないのだから、そうやって対処するべきなのだ。
逆にいえばどれだけ仕方のないppだったとしても再開した時の行動を頭の中でリハーサルしておかなければミスをしてしまう。そしてそれは大きな悔いとなって残る。
結論:ポーズが入ったらゲーム状況をしっかり覚えるだけでOK
試合中に言い訳を見つけないこと
言い訳はそこかしこに落ちている。
- 事情があって練習が十分に出来なかった。
- 体調が悪い
- バランス上自種族が今若干不利。
- プレイスタイルの相性が悪い。
- この試合で100ゲームに1回あるかどうかのアンラッキーな出来事が起こった。
- 相手のほうが上手いのにいきなり劣勢になったからもうだめなんじゃ
- あのアクシデントで動揺したんだ、これは本当の自分のプレイじゃない
- 最低限の勝ち星は上げたからもういいんじゃないか
しかし言い訳を試合中に意識するとここぞの踏ん張りがきかなくなる。
勝ちを諦めず頭をフル回転させられないと不利になったあとでも活路を見出すような逆転はしにくい。
自分から負けの方向に転がるようなものなので絶対に避けたほうがいい。
そもそも極端な話をすると言い訳はしても役に立つことがない。言い訳するくらいなら黙っていたほうが好印象を与える。
そして「こういう理由があったから不調だったんだ」といって納得してくれる人はそもそも言い訳の必要がないくらい好意的な可能性が高い。
言い訳なんて忘れるほど目の前の試合に夢中になり、負けたあとも言い訳をするのを忘れて実際以上に弱いと思われる。それで何の不都合があるのだろうか?
相手が弱いと油断してくれればラッキー、気楽にプレイして緊張ゼロだとアンラッキー? マインドセットの優れたプレイヤーなら誤差レベルだろう。
勝手にどうとでも思ってくれればいいのではないだろうか。今だけの不調ならすぐに認識を改めて手のひらを返すことになるし、そのまま再浮上してこないなら弱いという認識を先取りしただけだろう。
もちろんうまくいかなかったという事実を述べることと言い訳の境界線を敷くことは難しいときもある。
共有したい苦しみやらショッキングな出来事を無理に隠すこともない。
「○○だから負ける」という思考で自分を縛ってさえいなければいい。
結論:ゲーム中は言い訳しなくてOK
格好良さを基準にプレイしようとしない
もちろん誰かにいい所を見せてあげたいなぁとやる気を出すこと自体はいいのだが、
格好良いかどうかを基準にマイクロしたりマルチタスクしたりプレイを変えるのはやめよう。
「ここでマイクロを中断したらダサい」とか考えなくていい。頑張りすぎてオーバーフローを起こす。
スタイルが大人しすぎるとか汚すぎるいった評判を気にして殻を破ったプレイスタイルを目指したりするのもしかり。「壊れていないものを直そうとするな」だ。
結論:いつも通りやろう
談笑もほどほどに
フレンドリーなプレイヤーは好意から積極的に話しかけてきてくれることもある。それがゲームの合間で時間があるなら談笑すればいいし、
人と話すことが一番リラックスできるタイプの人は楽しめばいいと思うが、ゲーム中だったり次の試合でやることを考えたい場合は試合の方を優先するべきだ。
よほど面白いネタを思いついてしまった場合はしょうがないが定型文やネタコピペで対応できる範囲でだけ対応すればいい。
後から「そういえばあの時の話だけど試合に集中してて生返事しちゃったけど俺の考えでは~」とか話しかけて再開することもやろうと思えばできる。
試合は今しかないが談笑は後でも出来る。
結論:別にあとでいくらでも話せるわ
試合中の雑念
緊張しすぎて頭が真っ白になるとはよくいうが、逆に雑念が沸くこともある。すごく緊張していたはずなのに、「終わったあとはどうしよう」とか関係ないことが次々と浮かんでくる。
目の前のつらさからのある種の逃避なのではないかと思うが、こういうのは目の前のゲームに入り込むことで自然と治る。
目の前のゲームに入るこむために大事なのは機械になったつもりで単純なサイクルで頭の中を塗りつぶしていくことで、
たとえばサプライ資源ミニマップサプライ資源ミニマップといったことをひたすら頭の中で唱えながらよく目を開いて画面全体をしっかり見てプレイしてみるなどすると入り込みやすくなる。
実際こういうのは集中の条件付けになっているようなものがあればなんでもよくて、例えばラダーで適度な緊張感を保っているときに各タイミングでいつも意識しているようなオーダーの注意点をしっかり1つ1つなぞろうとするだけでも効果がある。
雑念が沸いた瞬間に自分はダメだと思ったり負けを予感する必要はない。こういうのはだいたい暇な時間帯に起こるし、最初にハッとした時点ではプレイに大きな無駄は起こっていないはず。いくらでも修正できるし、むしろ今の内に自分の状態に気づけてよかったと考えたほうがいい。
結論:雑念に気付いたら目の前に集中すればOK
野次など
大会のTwitchチャットなどは頻繁に動物園状態になり、ゲームを大して理解してない人が世界で一番上手い人たちをボロクソにけなしたり小馬鹿にしたコピペを連発したりするのは珍しくない光景だ。
大事なのは誰が何を言おうと自分の本質には関係ないということだ。
ザコと思われたらザコになるわけではない。練習と才覚が十分であれば強くなり、練習と才覚が足りなければザコになる。いちいち反論しようとして時間を浪費すればザコに近づき、練習に時間を使えばザコから離れる。
頭が悪いと思われたら頭が悪くなるわけではない。自分で頭が悪くなるような行動を繰り返さなければ頭は悪くならない。
超強いと思われたら超強くなるわけではない。超強くなくてもそういう印象を与えれば超強いと言われるし、独り歩きしてるだけの噂に天狗になっていれば弱くなるし、自分の普段の戦績を見てみれば落ち着いたペースで増減しているにすぎない。
野次や罵詈雑言にたまたま図星を突かれた場合も関係ない。
自分に欠点があるという事実と、それを偶然にせよ観察にせよ言い当てられたということとは全くの別物であり、
自分が自分のやり方で事実に向き合っている限り他人の声はあってもなくても関係がない。
誰も彼もに耳を貸せるほど人間は生きる時間が長くないし、プレイヤーとして頑張れる時間はもっと短い。
結論:知らん人になんか言われても気にしなくてOK
「格上のすごい人に自分みたいなプレイヤーが勝ってしまいそう」という緊張、あるいは気後れ
自分が有利になったことで高ぶりすぎて緊張してしまう、というのはよくある話。でもこういう考えは認識と現実のズレが起こってると言っていい。
まず「勝ちそう」というのが錯覚の場合。有利になったと思ってもどうひっくり返されるかわからず安心できないから格上なのであって、勝てるかもと思うのは気が早いし、彼らは丈夫だから何も心配せず殺しにいって問題ない。
次に、「勝ちそう」というのを特別に考えすぎているという問題。そもそもを言うと、超格上に勝つこと自体が奇跡でもなんでもない。
厳しい厳しいと言われるスタークラフトの世界も意外と素晴らしいもので、しょぼいプレイヤーでもはるか格上に一度勝てる可能性は十分にある。
有名プロの試合履歴などを見てもこのアマチュアどうやって勝ったんだろうというような試合はちらほらある。そういう機会は記念に回収しておけばいい。
なぜなら格上のプレイヤーはそう何度も負けてはくれないからだ。何度も負けてくれるならスキルの差が急激に縮まっているのでもはや格上ではなくなる。要するにどう転んでも多少珍しいだけでままあることでしかない。
だいたいすごいプレイヤーに勝つ程度のことが、それで何かが変わるほどすごいことだというなら世の中にはすごいプレイヤーばかりだということになる。
しかし実際のところINnoVatioNやherOやMaruがすごいのは何年もの間に数々の好成績を残してきたからすごいのであって、
たとえ彼らに何度勝とうが別に彼らのすごさを横取りできるわけではない。自分自身が勝ち進むことを繰り返して一から築きあげてようやく同じ質のすごさが手に入るのである。
運良く勝つ程度なら中身の無いただのその場のインパクトだけでしかないからどうでもいいし、実力で勝っているならまた勝てるのだから何も特別に気負うことはない。
結論:格上倒すとかよくあることだし気にしなくてOK
考えるべきこと
自分がどれくらいの結果を残したいという目的、誰のために頑張りたいという目的、そのために必要となる自分の技術を出し尽くすこと、そのために必要な地道な手順を1つ1つゲーム中に着実に思い出すこと。
そういうシンプルなことで満たされているのがいい。
応援を都合よく変換する
大一番になるとあふれてくる「勝ってくれ」「絶対勝てよ」「負けるなよ」というメッセージ。これらは全部「私はあなたを応援しています」に変換してOKだ。
勝ち負けは片方のプレイヤーだけで決めることではなく、勝負に絶対はない。これらの文章は文字通りに解釈してもしょうがない。
そもそも「がんばって」とか「勝て」というのは要求ではなく「私はあなたに好意的だよ」という意味であることが多い。
そして「勝って欲しい」という願いを叶えるために最も良い手段は勝とう勝とうと変に気負うことではなく目の前の試合に深く深く意識を沈めていくことだからだ。
極端な話、「勝ち残った責任をもって試合の日まで全力を尽くして練習して精一杯やります」という外向きの自分と「そんなこと意識せず適当に力抜いてやるに決まってんだろー」という内向き担当の自分がいて構わないのだと思う。
これは見た目ほど矛盾したことではない。発言者が勝つためにこそ勝ちを意識せず力を抜いていて、勝ちを意識せず力を抜くことでこそ自分の最大限の力を発揮しようとしているのであれば、実はどちらの言葉も表裏一体で同じものを指向しているといえる。
結論:なんかイイカンジのコト言われてる~と思えばOK
ベストを尽くすということ
ベストを尽くすというのはたいてい「勝つために全力を尽くすこと」とも言い換えられるが、勝つということではない。
負けが決まったあとですらベストは尽くせる。
格上相手に不利になったゲームでも最後まで自滅を選ぶことなくしっかりとプレイをすれば相手の情報が得られる。
中盤の組み立てやユニットコントロールに変な癖があれば次のセットで役に立つかもしれないし、2ヶ月後の試合で役に立つかもしれないし、後学のためになるヒントが含まれているかもしれない。
絶対に勝てないと思われる相手でも善戦したのと自滅したのとでは見てる人の評価は変わってくるし、それが次の機会に繋がることもある。
相手に負けてしまったあとでも良いマナーで勝者を祝福すれば仲良くなりやすいし、今後アドバイスをもらったり練習に付き合ってもらったり、横のつながりで情報や練習相手を確保することにもつながる。
そもそも自分の負けた相手には精神的なハラスをして動揺させるよりも当然気持ちよく勝ち進んでもらったほうが自分の評価も傷つかないのに、負け惜しみを言ってしまうのは冷静さを欠いていないだろうか。
海外大会
簡単な英語くらいはわかるほうがいいが、ぶっちゃけ英語の超カタコトな中韓プレイヤーの参加しているような大会はMap Vetoと挨拶ができれば何の問題もなく終えることが出来る。
大会に出ていてもトラブルがないかぎり本当に挨拶とMap vetoしかしないことも多い。
参加資格に制限がない大会は本当に勝ち目のない弱い人でも出てよい。海外では絶対にプロが優勝するような大会でもゴールドレベルの人間が何人か記念参加していることはよくある。
典型的な参加方法とか
むろん個々の大会によって異なるので最終的には自分で調べるしかない。気合の入った大会は自前のサイトを用意していることがあるからそのサイトの指示に従う。
汎用的なトーナメント作成サイトであるChallongeやBinaryBeastで自分のアカウントを作ってサインアップするような大会も多い。
そういった大会はたいてい開始時間の1時間前などにサイト上でボタンを押すだけの機械的なチェックインがあり、チェックインを済ませないとブラケットに載らない。
SEAの大会などはForumにIDを書き込んで登録としてもらう形が多く、その場合は基本的にチェックインがない。
そういった大会も最終的なブラケットにChallongeを使ってはいるが、各自のアカウントを登録するのではなく文字列を載せているだけなため機械的なチェックインができない。
登録したあと急に出れなくなって連絡しなかった場合はブラケットに名前が載ったまま不戦敗となるので、それを避けたければ締め切りまでにunregister(登録解除)をお願いすることになる。
会話例
ただ参考までによくある会話を載せておく。
何かおかしな文章があっても責任はまったく取らないし、海外の大会に参加してわからないことがあった時に声をかけられてもこちらも自分の試合で忙しいはずなのでだいたい助けられない。
- " hi we play " (ども、俺たちプレイします (ようするに「俺たち当たってますね」))
- "let's veto maps" (マップキックしましょう)
- "which race do you play? I'm X." (あなたはどの種族ですか。私はT/P/Zです。)
- "I veto XXX" (XXXをキックします) 略して"veto XXX"とか"- XXX"あるいはただ単にマップ名だけ言う
- "I think you need to veto one more" (まだもう1マップ蹴ってもらわないといけないと思います)
通常ABABでマップをけるトーナメントが多いがleifeng cupなどでは珍しいABBAのルールなので相手が気づいていなかった時に
- "the remaining maps are Coda Echo Vaani" 残りのマップはCoda Echo Vaani。
必要なだけマップをキックしたあとで自分で整理するついでにまとめると互いに誤解が起こらずわかりやすい。
- "I pick XXX if I lose" "XXX if I lose" (私が負けた時のマップにXXXを選びます)
SEAのトーナメントで使われるvetoルールではBo3のとき残り3マップまでマップキックしたあと自分が負けた時のマップをそれぞれ選び、1stマップを決めることが多い。
- "1st map XXX" "2nd map XXX" (1stマップはXXXで。2nd mapはXXXで。)
その他のトーナメントではABABあるいはABBAの順番でマップをVetoしたあとでABの順番で1st map → 2nd mapの順に選ぶ(BO3)
- "pp" (pause please)
ppの理由としてはゲーミングギアのトラブルmouse/keyboardやno sound(音が出てない)やcall(電話) など
- "gogo?" (ゲーム開始前のロビーやppのあとで「はじめていいですか」 返事はgogoでOK)
なぜか中国のプレイヤーは略してg?とかgg?と聞くのが好きな傾向
- "I'm ready" "ready" (準備できてる)
- "ready when you are" "rdy when you are"
I'm ready when you are readyの略。「君が準備出来てるなら僕もいける」ようするに「君が準備出来たら始めてくれ」「いつでもいいぜ」といった感じの言い回し。
- "Wait, a caster's coming" "Wait, casters are coming" (配信がくるから待って)
- "I won vs OOO 2-0" " I beat OOO 2-0" "OOO won vs me 2-1" "OOO beat me 2-1" (OOOさんに2-0で勝ちました/ OOOさんが私を倒して2-1で勝ちました)
Admin(運営・管理人)への報告。beatは過去形なので三単現がない。winは試合やセット・マッチを目的語に取って人は取れないのでvsがつく。スコアは簡単に後ろにのせれば副詞的に十分伝わる。
大体のプレイヤーは一番簡潔なこの形で報告していると思う。わざわざwin by a score of 2-1などの長い表現を使う必要はない。
- "My opponent hasn't showed up" (対戦相手が現れてません)
- "when I'll be given a walkover?" (不戦勝が与えられるのはいつですか?)
- "Can I take a walkover?" "Can I take a free win?" (不戦勝で進んでいいですか?)
- "My opponent got disconnected in game 2 and it's been 15 minutes since then" (対戦相手が2試合目で回線落ちしてもう15分になります)
disconnectedはdc'dとも。トーナメントごとにルールで開始時間から15分経って対戦相手が現れなければ不戦勝、30分経って現れなければ不戦勝、回線落ちから10分戻らなければ不戦勝などと決まっているはず。
- Admin"you can start from 0-0 if he's nice enough to let you" (運営:君の相手がそれを許してくれるほど親切なら0-0から開始してもいい)
ルールで試合に何分遅れたら1本与えるというのが決まっていたりするけど、大会によっては遅れてきた相手に裁量で0-0スタートを許すことも
- "sorry I got dc'd" (ごめん回線落ちました)
- "should we resume from the replay?" (リプレイから再開するといいのかな?)
- "can we just regame?" (最初からやり直しませんか)
このへんはルールで決まってれば杓子定規でもそれに従えばいい
- "Sorry for being late" (遅れてすみません)
- "Sorry something just came up and I gotta go. I'll forfeit." (すみません急用ができたので行かないと。棄権します)
- "Sorry I can't make it. could you unregister me?" (すいませんやっぱり間に合いません。登録解除してもらえますか?)
- "Can we play on any of US West/KR/TW/SEA ?" (US West/KR/TW/SEAサーバーのどれかでプレイできますか?)
- "the ping for me are US West xxx ms/ KR xx ms/ TW xx ms/ SEA xxx ms" (自分にとってのpingはUS West xxx ms/ KR xx ms/ SEA xxx msです)
- "do you get good enough ping to any of US West/ KR/TW/ SEA?" (US West/ KR/TW/ SEAのうちあなたにとって十分いいpingのサーバーはありますか?)
マナーが良いと思われる方法
- ルールを読んでおく。
- チェックインした後ですっぽかさない。(チェックインが存在しない場合は出れなくなったら前もって登録をちゃんと解除するか連絡する)
- 負け惜しみの類は言わない。
海外基準でいえば大体これだけでマナーが良いと思われるんじゃないか。適度に挨拶したりたまに運営・配信者にお礼でも言っておけば完璧。
海外大会は「お前マップキックとかのルールすら読まなかったろ」という感じの参加者が結構いて、なぜか俺がルールをコピペして教えることになったりする。
「すっぽかさない」に関しても、プレイヤーが現れず不戦敗だらけになるのが日常茶飯事のトーナメントもあり、罰則規定がない場合は問題視すらされない可能性がある。
SEAcraftはそういった状況に業を煮やして不戦敗が連続したら何回か出場停止させるペナルティを設定するという議論があった。